ミイラ展に行ってきました。
こんにちは!
年々筋肉痛氏の到着が遅くなりますね。
タラタラしてんじゃねーよ!って感じです。
さて、東京は上野の国立科学博物館へ行ってきました!
私ここ大好きなんですよ・・・。生まれも育ちも関東人なので小さいころから家族と行ったり社会科見学でいったり、大学生以降はひとりでいくこともチラホラ。
何がいいって、建物もそうですけど中にある展示品の数々!そして近年のおすすめは何と言ってもシアター36〇!
全球型映像施設に入館料600円で体感しちゃっていいの????はじめて軽い気持ちで入ったときは感動と驚きで足がすくみました。ネタバレになるので内容は割愛しますので是非一度ご来館を。。※PRじゃないです。
ちょっと前置きが長くなりましたが、今回訪問した目的は別にあるんです。
でーでんでーでん
でーん!
特別展 ミイラ!!!
なにこれこんなん行くしかなくない???
過去にはインカ帝国展や深海展なんかにも行きましたが、またまた興味深いものを開催するじゃあないですか。。
筆者は大学の卒論でマヤ文明やマチュピチュに関する論文を書き上げているので考古学とかそっち系のものに目がありません。
ミイラですよミイラ。普通見れませんよ。
それが上野に大集合って…!!!!!
去年から目をつけていてなんだかんだで2月になってしまいました。
あ、お値段は大人1,700円です。
私は今回JAFの会員割引で1,600円でした。
(ちなみにこの料金でそのまま科学博物館の常設展も全て見て回れます。お得すぎない?倍払うよ?)
水曜日に訪問したので並ぶこともなくいざ入館。
大沢たかおが大好きなので音声ガイドを購入するか迷いましたが600円かかるのでちょっとなーと思い断念。
まあ入場すると割と間髪入れずにミイラが登場するし自分のペースで進めるしで音声ガイドが無くても全然楽しめるんですけどね!いやでもやっぱり今考えると耳元で大沢たかおの声聞きながらデートみたいに回るのも悪くなかったなと後悔しないこともない。ちなみにビートたけしバージョンもある。
館内の構成はこんな感じ
個人的には古代エジプトが一番性癖に刺さります。
そもそもミイラって国や土地や時代によって概念や捉え方が全く違うんですよね。死者の魂は極楽浄土に行くという考えもあれば、魂は肉体に宿るっていう考え方もある。気候や環境の影響で自然に故人がミイラ化したことに喜んで死者をミイラにするようになった地域もあれば、豊穣を祈って生贄になった女の子をミイラにするような風習を持つ地域があったりもする。ミイラ造りが当たり前だった地域では死後の魂は鳥になり、飛んで帰ってくるための器が必要(だから体をミイラとして残す)なんて考え方もある。ツタンカーメンのように直立の姿勢で包帯を巻かれたものもあれば、体育触りのような姿勢で麻袋のような布に巻かれたものもある。
その時代に生きたひとたちが何を思い、何を考えて家族や友人の亡骸をミイラとしたのか。故人を布で巻き、上から刺繍を施すときに何を考えていたのか…一体一体から千差万別で様々な想いが伝わってきます。
ちなみにミイラ造りを行なっていた地域では、より完璧なミイラを造るために鼻から脳を掻き出したり、脇腹を裂いて内臓を取り出したりしていたそうです。内臓はそれぞれ特別な壺に分けられ、魂が還るために必要な心臓だけを残した肉体。そのような地域では病気や寿命で死の間際になったとしても、「死後も魂は永遠に家族の側にいられる」という前向きな希望を抱いている人も少なくはなかったのではないでしょうか。
また、乾燥した土地以外でもミイラが発見されていることが実に興味深い。今回の特別展のメインといっても過言ではない湿地帯から見つかった2体のミイラ。
このシルエットになってる2体です。
実物を見ることができるなんて感無量です。これが人間だったなんてどうやったら思えるのか…。
乾燥した人間の皮膚って、木の枝みたいなんですよね。木の皮といったほうが近いのか…繊維のようなものが見えたりモノによっては木炭のように見えることもある。
こちらもあまり語りすぎてしまうとネタバレになるので割愛しておきます。
日本に生まれ育った私には、家族をミイラにしたいと思う気持ちや自身がミイラになって愛する人たちを見守りたいという気持ちは今のところ持ち合わせていませんが、想いを想像することならできます。むしろ肯定的な気持ちが大きいように思います。死後の世界の仮説はどこの地域にも深く根付くものですし、信じたいと思うものを信じることや、それによって救われる心があるならそれは誰にも否定することはできないのだと思います。
展示は2020年2月24日まで観れるのでみなさんも是非是非この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
そんなこんなで特別展ミイラ、最高でした。途中から同じペースで進んでたスーツ姿の学生?社会人?の男の人が好みすぎてミイラよりそっち見ちゃってたのは内緒です。ずっとついてくるから私のこと好きなのかと思っちゃいました。(ルートが一方通行なだけ)
若干駆け足でしたが常設展も全て隈なく回って満足感と疲労感がピークに達しました。
恐竜とか宇宙とかにもロマンが詰まりまくってますよね…はあ…(感嘆) これも語り始めると朝になるのでいつか別の記事にします。
恍惚の表情で科学博物館を後にしたあとは上野の街をぶらりしました。
●六厘舎
※個人的には舍鈴の方が好き
・菜魚味や
お通しで出てきた金平がはちゃめちゃに美味しかった。
行きたいお店もたくさん見つけたのでまた今度ゆっくり散策して梯子酒をしたいと思います!
うーん、深いぞ上野!!
それでは今回はこのへんで!
ノシ