酒だ!出会いだ!年越しだ!群馬でまさかの求愛体験?【年越旅行のススメ伊香保編】

 

こんにちはの方もこんばんはの方もこんにちは!

筆者のえんさんです。

 

早速ですが、みなさん旅行はお好きでしょうか?

 

お気に入りの場所を何度も訪れたり、知らない土地を巡ったり、旅行の形は千差万別。

そのなかでも私が特に好きなのは、仲の良い友人と行く旅行です。イレギュラーやハプニングがあればあるほどに楽しく感じます。

 

そんなアラサー独身女子の年越し旅行シリーズの第一弾として、2017年12月31日群馬県にある伊香保温泉(県内では草津と並ぶ名湯!)で年越しをした思い出を綴っていこうと思います。

 

笑いあり、酒あり、プロポーズあり!?

 

ひとつの旅の形として楽しんでいただければ幸いです。

 

 

★第二弾、2018年の年越し旅行はコチラ 

enchosu.hatenablog.com

 

1.伊香保温泉に行こう!


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まず初めに注意したいのが最寄駅。ぶっちゃけた話、伊香保温泉には最寄駅がありません

 

電車を利用して行く場合、渋川駅前からバスで30分ほど揺られる必要があるので乗り継ぎのスケジュールには注意しましょう。

 

今回は旅館に行く前に陶芸体験を予約しており、窯元の方が駅まで車で迎えに来てくれました。

 

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初めての手捻りに苦戦するアラサー。

 

案外あっという間に出来上がりますが、焼き上がって手元に届くまでには1〜2ヶ月かかります。

 

▼『龍窯陶芸教室

龍窯陶芸教室(渋川・伊香保 陶芸体験・陶芸教室 その他)|アソビュー!

住所:群馬県渋川市金井2843-62

 

体験が終わり、なんと旅館まで送ってくれるとのこと。おじさんの優しさに感謝・・・。早々にチェックインすることができました。

 

今回予約していた宿はこちら

 

▼『伊香保温泉 岸権旅館

伊香保温泉 岸権旅館 公式サイト 【最低価格保証】 石段街の足湯がある宿

住所:群馬県渋川市伊香保町伊香保甲48番地

 

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年末年始にちなんだ手土産をいただく。

 

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お部屋、レトロかわいい!

創業は天生四年とかなりの老舗旅館ですが、掃除が行き届いています。

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家具や細かいところまでこだわりが見受けられる、大正浪漫溢れる素敵な旅館。


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石段の上の方に建っているので見晴らしも抜群!


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茶褐色の温泉も文句なし、最高です。

 

写真にあるのは離れの露天風呂ですが、このほかにも展望風呂、大浴場、貸切風呂、足湯など、なんと計13箇所のお風呂を完備しています。1日ではとても入りきれないくらいの充実具合。全て源泉100%掛け流しなのも温泉好きにはたまりません。

 

 

2.石段街を散策しよう!


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日が暮れる前に、年越しができるような居酒屋はないかリサーチを兼ねて散策することに。


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果たして普段からシャッター街なのか年の瀬だから閉まっているのかわからない路地。


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これまたレトロかわいいお店や


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演芸場や


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なりきり屋敷…?


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ニッチすぎるガチャガチャも実にエモーショナル。


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友人が輪投げに挑戦。手首のスナップが効いてる。


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唐突にお洒落なお店もある。


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そんな中で一際私たちの目を引いたお店がこちら。

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お食事メニュー。


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お飲物メニュー。

 

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謎の草。


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卵焼きを頼んだらおばあちゃんちのオムライスの上に乗ってくる卵みたいな料理が出てきました。

 

味は美味しいし、店主のママが面白すぎたので再訪候補のひとつとして認定。ちなみにママは台湾人。日本語がとっても上手。名前は香ではないらしい。

 

机の上にある地球は友人が輪投げで手に入れた景品の地球です。

 

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次に向かったのが、『』の目と鼻の先にあるこちらのお店。

tabelog.com


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カウンターにある鍋がいいな〜〜〜〜〜。


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このメニューの感じも非常に好み。


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もつ煮がおいしくて


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カウンターのうしろにある炬燵席がとっても魅力的でした。ただし今夜は貸切のお客さんが入ってるそうで再訪候補からは脱落。


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ふきのとう』を後にしてからも、良さげなお店は無いだろうかと再び石段街を歩く・・・


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歩く・・・・・・

 

 

3.タダでは年が越せません!


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で、結局ほかにやってるお店も見つけられなかったので『』に戻ってきました。ママが既に私たちの顔を忘れてて笑った。さっき来たのに。


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店のテレビから流れるダウンタウンの笑ってはいけないで年末感を高めつつ、酒を煽ります。

 

いつの間にか他のお客さんがいなくなっていて、時間が経つにつれカウンター越しにママとの仲を深める私たち。

 

なんでもママの旦那さんは日本人で、結婚を機に日本に嫁いできたんだとか。ただこの旦那さん、最近腰をやっちゃったんで台湾から甥っ子が手伝いにきてくれているんだという話。

 

私「甥っ子めちゃくちゃいい子じゃん・・・もしかしてそこでずっと仕事してるイケメンの彼?」

 

ママ「そうそう、甥っ子のたくちゃん(仮名)!ちなみにあなたたちふたりはボーイフレンドいるの?」

 

私「いませんよ〜」

 

友人「います〜(いない)」

 

友人の突然の裏切りに戸惑いを隠しつつも会話は続きます。

 

ママ「え〜そうなんだ、あなた可愛いのにいないの?たくちゃんと同い年くらいだし付き合う?どうする?」

 

やだ可愛いなんてそんな~!たくちゃん結構男前だし、さすが台湾出身なだけあって良い身体してるしまんざらじゃない。でもなんかさっきまで無言だったたくちゃんめっちゃこっちみてるな・・・もしかして私の可愛さに一目惚れか??それをシャイなたくちゃんに代わってママがアシストした的な???

 

ママに比べてまだまだ拙い日本語で頑張って話そうとしてくれるたくちゃんに若干のトキメキを覚えるも、ある事実に気づきます。

 

私「でも、たくちゃんってあんまり長く日本にいられないんじゃない?」

 

私はこのときたくちゃんが一瞬「はっ!」っとした顔を忘れない。

 

ママ「そうだよ〜、たくちゃんビザ切れたら台湾に帰っちゃうから日本の可愛い子と結婚してずっとお店手伝ってほしい!」

 

やだな〜だからそんなに可愛い可愛い言わないでよ〜ってやっぱり本心そこやないかーい。「はっ!」じゃないよ。もしかしてこれママの常套句なの?綺麗にオチがついたところで年越しも近づいてきたのでお暇することに。

 

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 そう、何を隠そう岸権旅館ではカウントダウン花火を見ることができるんです!


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写真だとちょっとあれだけど実際は100倍くらい綺麗なので安心してください!!

同時に3カ所くらいで打ち上がっていたので近隣の温泉街でもやっている模様。

 

が、結論から言うとこれもママとたくちゃんと4人で見ました。「花火見たいしお会計お願いします~」って言ったらママが「私も花火見たいしもうお店閉めるよ一緒に行こう!」って言うんだもの。

 

伊香保で出会った台湾人と年越しなんてある??

 

 

4.突撃、お宅訪問!


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がっつり花火を見ながらママとたくちゃんと友人と4人できゃいきゃい年越しをしたあとは、なんとご自宅に招いてくれることに。ママの旦那さん(日本人)と、ママの妹夫婦とたくちゃんと友人と私。総勢7人で朝までどんちゃん飲ませていただきました。誰が言ったかは覚えていないけど

 

「明日もおいで!群馬案内するよ!」

 

という言葉に

 

「いやいや元旦からお邪魔はしませんよ〜」

 

と返してお開きに。

 

「夜道は危ないから」と、ママとたくちゃんが旅館まで送ってくれることになり、またしても4人で歩いていると急にたくちゃんに手を繋がれる私。友人とママが後ろで笑っているけどねえこれどういう状況???

 

別れ際、手にキスをしてきた紳士なたくちゃんを丁重に帰してから眠りにつきました。

 

たくちゃん、そこに君の意志はあるんか。

 

 

5.初詣やおせちだけがお正月ではありません!


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翌朝。昨日のセリフは完全にフリだったので元旦から再度ママのお宅にお邪魔して朝ごはんをご馳走になりました。これめちゃくちゃ美味しかったんだけどなんていう食べ物なのかわからない。餅米っぽかった。


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朝ごはんを食べてから、たくちゃんに連れられて友人と一緒に山の方へ散歩に行くことに。


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温泉を飲める場所に連れて行ってくれた。

 

今朝手を繋がれたことを忘れるくらい、たくちゃんからの接触はなくなったので私も特に気にすることなく行動を共にします。

 

散歩を終えて家に戻るとママと旦那さん、妹夫婦が出てきて「さぁ乗って乗って〜!行くよ〜!」と今度は車に乗り込むことに。いやどこに?


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車に揺られて山を上り、見晴らしのいい展望台にやってきました。


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家族写真?


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榛名湖。水面の氷が綺麗。

 

そして伊香保と言えば有名な水沢うどん水澤観音がありますが、今回の旅はそんなポピュラーな場所には行きそうにありません。初詣渋滞を横目に、水澤観音から車で3分ほどの場所で車が停まりました。


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どこ、ここ?

 

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見晴らしは最高にいいけど


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いや


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ここどこ?

 

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なぜかもらったリンゴ。

 

困惑するもママたちが楽しそうだしいいか〜と思いついていくと従業員?らしき方が建造中の建物をぐるりと案内してくれました。

 

あとから調べてみると、ここは台湾最大の仏教宗派の寺院「佛光山法水寺」。しかも日本の総本山だったようです。従業員らしき方は信者さんだったんですね。

 

2014年に工事が着工、2018年4月21日に落成したとのことで、私たちは丁度完成間近の寺院を見れたというわけです。ありがたいお話だけど本当に狐につままれたような気分だった。

 

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最後においし~いすき焼きをご馳走になって、ついにお別れの時間。(余談ですがこのすき焼き屋さん、伊香保の石段街にあった記憶なんだけどいくら調べても出てこない・・・やっぱり狐につままれたのかしら。)

 

別れ際にたくちゃんが子犬のような目でこちらをみていましたが、情が移るのもあれなのであまり目を合わさないようにしてセイグッバイ。

 

いやはや本当に、貴重な体験をありがとうございました。

 

今回の年越し旅行、旅館で食べたはずの夕飯は思い出せないし、ずっとママたちといたから旅行というよりもなんだかおばあちゃんちに帰省していたような感覚でしたが、見ず知らずの私たちを全力でもてなして楽しませようとしてくれるその気持ちがとっても嬉しかった。

 

こんな出会いがあるからこそ旅行ってやめられない。

ママたちに出会えたことに感謝して、またいつかあの場所に帰りたいと思います。

 

後日談としてたくちゃんが群馬から私に会うために東京に遊びに来たのはまた別のお話。

 

 

伊香保はいいぞぉ。

 

 

みなさんも、伊香保を訪れた際には是非『』を覗いてみてください。

 

 

今回は行っていませんが、群馬の名物水沢うどんで有名な『大澤屋』も一度は訪れてほしいお店!

 

▼『大澤屋

水沢うどんの老舗 | 大澤屋

住所:群馬県渋川市伊香保町水沢125-1

 

コシがあっていくらでも食べれちゃうおいしさです。

 

 

 

それでは今回はこの辺で!

 

ノシ